井上 毅(1843年から1895年)明治期の官僚・政治家。
熊本に生まれ、上京後は司法省に出仕、のち渡欧。大日本帝国憲法、教育勅語をはじめ、重要政策の立案・起草に中心的役割を果たす。その途上で著された数々の意見書や書簡に光を当て、思想的営みと生き方を浮かび上がらせる。
はしがき
第一章 遺筆に見る人となり
1 朋友来訪
2 訃 報
3 遺 言
4 病魔とのたたかい
第二章 「井上毅」の誕生
1 追 慕
2 勉 学
3 井上毅の登場
4 官歴はじめ
5 井上像
第三章 司法省時代
1 江藤司法卿
2 欧州司法制度調査
3 国内実装へ
4 制度改革提言
第四章 「法制官僚」としての歩み
1 政治家との距離
2 立憲政体樹立の詔勅
3 法制官時代
4 政治への関与・進出
5 士族授産問題
6 地方官会議御用掛
第五章 外交問題への関わり
1 清国との外交問題
2 沖縄帰属をめぐる外交問題
3 その後の清国との関わり
第六章 激動の明治十四年
1 立憲政体構想の競演
2 岩倉意見書
3 急転回
4 十四年政変ーー新体制へ
第七章 議会開設への助走
1 政変後の展望
2 伊藤の欧州憲法調査
3 条約改正・外交問題
4 内政上の問題
第八章 立憲君主制への試練
1 責任政治への課題
2 基本法の起草
3 条約改正問題
4 憲法起草グループ
第九章 憲法制定から憲政実施へ
1 基本法審議
2 再検討と調整
3 関係法令の整備
4 再び条約改正問題
5 憲政実施へ
第十章 新時代に向けて
1 前法制局長官として
2 文部大臣時代
3 終焉の地へ
参考文献
井上毅略年譜
人名・事項索引
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