聖女の姉ですが、宰相閣下は無能な妹より私がお好きなようですよ?
妹の呪縛から逃れたと思っていた姉、レイナ。しかし自由な生活を謳歌していたある日、彼女は突然異世界に召喚されてしまう。それはなんと「聖女」として異世界に召喚された妹が、彼女に雑用を押し付けるための召喚だった。もう二度と、妹の思う通りの生活なんてしてたまるものか。そう思ったレイナは、自分を召喚した宰相エドヴァルドに必死に自分の価値を伝える。すると、エドヴァルドもワガママで愚かな妹の所業に手を焼いているようだった。それに気が付いたレイナは彼に協力関係を申し出る。そうしてなんとかエドヴァルドの屋敷で平穏な生活を手に入れたはずだったが、何故か彼女が知識を示していくうちにエドヴァルドの溺愛が開花してーー
レビュー(5件)
運だけ溺愛に飽きた人には特にお勧め
こちらの作品に出逢ったのは偶然でしたが、今では幸運としか言いようがありません。 単なる文章に留まらない設定と各キャラクターの魅力、お話の展開は、長編をものともせず読ませ、惹きつける強い力があります。 中でも、主人公怜菜の知性と強さと危うさは、読み進めていくうちに某貴人(笑)の気持ちがいろいろな意味で分かってくるのではないかなと。 アルファポリスさんでは現在も連載中ですが、書籍発売前に掲載分をすべて読めてよかったです。 「銀の躯に降る涙」が序盤で特に好きなエピソードなのですが、こちらを読んでいなければ購入したか分からないので。また、改稿する前の文章が好きなので、先に読めたのも。 恋愛要素あり、高度な政治駆け引きあり、食道楽(道楽じゃないか?)ありで、読み応えありすぎる作品です。 シマエナガ(そのものに非ず)好きな方にもお勧めです(笑)。あ、残念ながら1巻に出番はありません。