いま語り継ぐーーー問い続けたい戦後史
空襲下を逃げ惑った6歳の女の子は、焦土となった東京を逃れ北海道へ。GHQの民主主義教育の実験校の中学での生徒会活動、安保闘争、県庁勤務を経て、日本婦人有権者同盟に子連れ出勤し、戦前から婦人の権利獲得運動をたたかってきた市川房枝や大先輩たちの活動に身を投じる。やがて子育てや老親介護を通して、老いや病、障害などの課題に直面。生活者だからこそ見える問題をつぎつぎ世に問い続けるノンフィクションライターとなる。
戦争の記憶も薄れつつあるいま、戦後史の節目節目に考え、書いてきた筆者の貴重な「記憶」を、これからの人たちに、届けることができればと思います。
「記憶」のなかの戦後史
目次
はじめに
序章 戦火の子
第1章 敗戦から民主主義教育・実験校
1 敗戦……飢餓の町
2 墨塗り少国民
3 豚とシラミとDDT
4 民主主義教育・実験校
第2章 六〇年代から高度成長期
5 六〇年安保
6 高度成長前夜 ─ 地方から
7 転機 - 子の手をひいて
8 狭間に立つ - 七〇年代、変貌する時代と家族
9 七〇年代ー「公害」の時代
第3 人間と技術の関係から「記憶」をたどる
10 侵されていくいのち
11 PCB-廃棄物問題の夜明け前
12 子どものいのちとの出会い
13 農村婦人問題
第4章 いのちへの政治介入
14 米国は何処に
15 天命なき時代
16 いのちへの政治介入
第5章 女は自分のことばでもっと語らねば
17 時代のなかの死
18 霧のなかの記憶
19 失速の時代 1
20 イラク戦争 ─ 女たちの意見広告
断章 二〇二四年
あとがき
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