「価値観が変わる」と聞いて避けてきたけれど、いってみたら「書かれ続ける理由」がわかったインド、首から完走メダルを提げたまま、初老の紳士と親指を突き立ててうなずき合ったスペイン、自分の好みにおける「めんくい」が多いことに気づいた香港……旅好き作家・角田光代がいく先々を歩き回り、走り、感じたあれこれが詰まった傑作旅エッセイ。いきたくないのにと思いつつ旅に出る贅沢に思いを馳せた書き下ろしあとがきも。
いきたくないのに出かけていく
たくさん持っていた、と信じていたころ
居酒屋難易度
いきたくないのに出かけていく
ブッダの歩いた道
書かれ続ける理由
私を含まない町
酔狂とプラマイ
時間と場所だけ
いきたい山といった山
祭りの季節
小説と歩く
観光ニッポン
バレンシアで走る
バレンシアで走る 2
ささやかな本質
恒例化の謎
光景のパワー、人のパワー
花見熱
場所も生きている
東京の島
サファリとパンダとイルカの旅
食と地に足
旅の刷りこみ
日に三度の呪い
見たくなる自然
呼ばれていない場所
呼ばれていない場所2
なつかしい、の先
旅へいく、旅で食べる
金沢と私
「おいしい」の秘密
旅の恩恵
川といっしょ
遠い思い出と旅の原点
ひとり旅の理由
居酒屋ごはん
つい人生に思いを馳せる
ちいさな旅
旅する理由
単行本版あとがき
文庫版あとがき
レビュー(16件)
角田さんの作品は小説もエッセイも大好きです。 旅に行けなくなって3年近くたってしまってる今、その時代が遠く懐かしく思えて、内容は面白かったけれど少し切なくもなりました。
まずタイトルが最高
角田さんの「大好きな町に用がある」に続き こちらも購入。旅に対する熱量が絶妙で、ちょっとした時間に サラッと読むのに最適。早く あちこち旅できる世の中になると良いなーと思わせる一冊。