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どれだけ重大な事実であろうと、マスコミが口を閉ざしてしまうことがある。大物政治家の不正疑惑、大手企業が引き起こした不祥事、有名タレントの薬物使用疑惑…。「報道の自由」を掲げながらも、新聞やテレビ、出版各社が、過剰な自主規制に走ってしまうのはなぜか?『噂の眞相』副編集長時代に右翼から襲撃を受けた経験を持つフリージャーナリストが、闇に葬られた数々の実例を取り上げながら、ネット時代の今もメディア・タブーが増殖し続けるメカニズムに鋭く迫る。
どれだけ重大な事実であろうと、マスコミが口を閉ざしてしまうことがある。大物政治家の不正疑惑、大手企業が引き起こした不祥事、有名タレントの薬物使用疑惑…。「報道の自由」を掲げながらも、新聞やテレビ、出版各社が、過剰な自主規制に走ってしまうのはなぜか?『噂の眞相』副編集長時代に右翼から襲撃を受けた経験を持つフリージャーナリストが、闇に葬られた数々の実例を取り上げながら、ネット時代の今もメディア・タブーが増殖し続けるメカニズムに鋭く迫る。
レビュー(50件)
不満
期待値が高かったのでしょうか? 読んでみて期待外れ。 残念でした。 ぐいぐいとえぐり取るような衝撃は有りませんでした。
噂の真相、復活してほしいな
かつて定期購読していた「噂の真相」元副編集長による著書。 東京電力に対する腰抜けなマスコミ報道はもとより、 皇室、宗教、同和、政治権力、検察、警察、ユダヤなどに対するタブー、 大量の広告出稿による特定企業や電通、芸能プロダクションなどなど、 いまや報道出来ない分野がいっぱいだ。 逆にこの本の中でふれているあれやこれやの事件は初耳のことも多く、 この本出版して、著者は大丈夫か?と心配にもなる。 もはやいまのマスコミに期待はできない。 沖縄移住してしまった岡留安則「噂の真相」元編集長がその気にならないなら 著者に頑張ってもらって「噂の真相」、ぜひ復刊してもらいたいな。
これからの情報リテラシー
暴力によるタブー、スポンサーによるタブー、関係性によるタブーなど、言われればそりゃあるよねと思うような話だけれども、具体的に生々しく詳細に現在のメディアが抱えるタブーを描写している。 このような認識こそがこれからの情報リテラシーの基本だろう。大学入学や就職のお祝いとして贈るのもおすすめ。
「噂の真相」の副編集長時代、皇室関係の記事の「誤植」で右翼に襲撃された経験を持つ著者が、現在マスコミでタブーが増殖し、根拠が曖昧なままタブー視されている事もあると指摘し、「何故それはタブーになったのか」その根源を探り、対策も書いている。 大手マスコミの自主規制の実態(大手芸能プロや大広告主をはじめ、捜査権や逮捕権、公訴権、税務調査の権限を持ち、情報ソースでもある諸官庁にはとことん弱い)が明らかにされ、何を報道して何を報道しないか、その構図がよく解る。