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浜田廣介の「泣いた赤鬼」に浦沢直樹が挑む いつの時代かどこの場所か、村人たちとどうしても仲良くなりたい気のいい赤鬼。だが村人は赤鬼のやさしさがわからず、怖がって逃げまわるばかり。孤独と寂しさに耐えきれなくなった赤鬼は、悩みに悩んだ末、親友の青鬼に相談する。かしこい青鬼は赤鬼のために起死回生の策を授け、計略はまんまと成功。赤鬼は村人たちを自宅に招待し、みんなと心を通わせる。だがその幸せも束の間、赤鬼に思わぬ、そしてあまりにもほろ苦い結末が訪れる……。誰もが知っている浜田廣介の不朽の名作「泣いた赤鬼」に、浦沢直樹が40数点のカラー挿絵をていねいに描き下ろした。漫画家ならではの、登場人物たちの喜怒哀楽の表情やユーモラスな動き、情感あふれる美しい風景、既存の絵本にはない奇抜であっと驚く世界観ーー特に、物語の最後に登場する青鬼のさわやかな笑顔、赤鬼の涙する表情は必見! 目頭が熱くなること必至! 子どもたちのみならず、誰にでも手に取ってほしい新しい絵本が誕生した。なお、2011年冬公開の注目映画「friends もののけ島のナキ」は、この「泣いた赤鬼」が原案本。こんなご時世だからこそ、赤鬼の涙に涙するブーム到来か……!? 【編集担当からのおすすめ情報】 「泣いた赤鬼」は小さい頃から読んでいて、とてもよく知っているはずなのに、浦沢直樹さんの描いた挿絵を見ていて、なぜか新しい絵本を読んだような感覚におそわれました。斬新な世界観や、鬼や村人の豊かな表情、雄大な風景画に、これまでの赤鬼にない発見や感動が必ずあるはず。ぜひぜひ親子で読んでいただきたい一冊です。
レビュー(42件)
泣ける
泣ける! いろんな人が挿絵を描いていますが、 これも今時っぽくて好き。 表情がよく、ついついわかっていてもラストは じーんときます。
泣いた赤鬼の違う本が夏休みの課題図書でした。浦沢さんの画の方が私の好みだったので、こちらを購入。小学生の娘も気に入ったようで、何度も読んでいます。
ずっと気になってました
年長娘が鬼ブーム。 そういえば自分が年長の時、保育園の発表会で赤鬼の役をやったことを思い出しました。 しかも大好きな浦沢直樹! ようやく届きました。 娘が夢中で読んでいます。 さすが売れっ子漫画家の作品だけあって、レイアウトやコントラストが凝っていて、大人が読んでも楽しめるボリュームです。 ただ、やはり読後感はモヤモヤー! 読む度に感想が変わるお話です。
とても良い本でした。娘が泣きました。たくさん読みたいと思います。
なかなか良し!
子供が表現会でやる劇で、この本を使うとのことで同じものを探して購入。懐かしく、渋い絵がまた楽しかったです。