実存主義という哲学思想がある。この世に誕生した人間誰しもに本質はない。本質とは、例えば「電球とは明るいもの」「ナイフとは切れるもの」の述語にあたる概念を指す。そこで「あなたの本質は?」と問うた時、答えられるものではないだろう。人は誰もがこの世に本質無しに登場するのである。これを「実存が本質に先立つ」と定義したのが哲学者サルトルである。自由の中で人は自分を創っていくしかない、とするのが実存主義思想である。「実存ヒプノ」とは筆者が創設した本邦初のヒプノセラピー概念である。ヒプノによる過去生の想起は輪廻転生を前提としてある。筆者の二千件の過去生ヒプノの体験からすれば、人は過去に何回もの転生を繰り返して現生に至っている。なぜ、転生を繰り返すのか、それは「魂を成長させる」ためである。修練の場として、人はこの世を選び、今に至っている。なぜ、人生は思うようにいかないのか。それは「思うようにいかないように仕組んだから」である。〈誰が、いつ、何のために〉との問いの答えはこうである。〈自分が、この世に生まれる前の天上界つまり中間生において、自分の成長の為に〉。よくスポーツ世界で言われる【ピンチこそ(成長のための)チャンスである】と置き換えればわかりやすいだろう。筆者が初めて開拓した「実存ヒプノ」とは、現生における目の前の「障壁」と最も関わりの深い過去生を退行催眠で導き出し、そこから今の課題が何であるかを学び、将来への自己投企を促す本邦初の催眠療法である。「未来生療法」とした所以は、未来は自身の自由な投企(アンガジュマン)によって創られるとのスタンスに立つからである。本書には二十四の過去生が登場する。被験者のプライバシーを尊重するために、フィクションとして表現する手法をとった。ヒプノ施術は本土最南端の「ヒーリングハウス北緯三十一度」で行っており、宿泊のできる全国にも例をみない(いやしの場)として評判を得ている。「ヒーリングハウス北緯三十一度」は同名でホームページを開いているのでご覧いただきたい。本書にはあげなかったヒプノ事例もそこにはあげてある。勿論、プライバシーを最大限尊重している事は言うまでもない。 最後に。輪廻転生やタイムスリップ論は今や、文学だけでなく映画や音楽でも日常茶飯に接するようになった。現生で、少し前の過去に(あの時、こうしていたら)とか(こうしていれば)、どうなっていただろうかを知りたい、の依頼が増えてきたのを契機に、筆者が開発したのが(たら・れば)ヒプノで、この命名も技法も本邦初と自負している。(歴史にたら・ればは無い)と聞くが、個人的には無数の多次元世界〈パラレルワールド〉が存在しているのである。ご興味ある方はご連絡下さい。皆さん施術後は納得してお帰りになられます。ご連絡をお待ちします。
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