<b>日本考古学史上最大の謎の一つがいま、解き明かされる。
土偶とはーー「日本最古の神話」が刻み込まれた植物像であった!</b>
「考古学×イコノロジー研究」から気鋭の研究者が
秘められた謎を読み解く、スリリングな最新研究書。
・縄文時代に大量に作られた素焼きのフィギュア=「土偶」。
日本列島においては1万年以上前に出現し、2千年前に忽然とその姿を消した。
現代までに全国各地で2万点近くの土偶が発見されている。
・一般的な土偶の正体として
「妊娠女性をかたどったもの」
「病気の身代わり」
「狩猟の成功を祈願する対象」
「宇宙人」……
などの説がこれまでに展開された。が、実はいずれも確証が得られていない。
・本書では〈考古学の実証研究〉(データ)と
〈美術史学のイコノロジー研究〉(図像解釈学)によって
ハート形土偶から縄文のビーナス、そして遮光器土偶まで
名だたる国内の「土偶の真実」を明らかにする。
そこには現代につながる縄文人たちの精神史が描かれていた。
日本、5000年の歴史。
現代人の心的ルーツを明らかにする人文書の新しい展開へ。
はじめに
序章:人類学の冒険
第1章:土偶プロファイリング1 ハート形土偶
第2章:土偶プロファイリング2 合掌土偶
第3章:土偶プロファイリング3 椎塚土偶
第4章:土偶プロファイリング4 みみずく土偶
第5章:土偶プロファイリング5 星形土偶
第6章:土偶プロファイリング6 縄文のビーナス
第7章:土偶プロファイリング7 結髪土偶
第8章:土偶プロファイリング8 刺突文土偶
第9章:土偶プロファイリング9 遮光器土偶
第10章:土偶の解読を終えて
おわりに
レビュー(75件)
縄文土偶の新説
これまで明確な説が無かった土偶のモチーフについて、人類学者である著者が、考古学等の知識を取り入れながら、とても具体的で説得力のある結論を出されています。 イラスト等も多くて読みやすく、凄く面白かったので、より多くの人に読んでもらいたいと思いました。 因みに宇宙人や女神・戦士ではなく、抽象芸術でもないそうです…。
友人から”土偶が面白い!”と聞き、ちょうど新聞の書評ページに載っていたこの本を購入しました。面白くて一気読みし、かの友人もきっとこれを読んだに違いないと確信しました。学校の歴史の時間から 延々と続く縄文時代に対するモヤモヤがスッキリする内容のおすすめの一冊です。友人のひとみちゃん、ありがとうね!
昔、日本考古学を学んだこともあり、最初はタイトルに惹かれて購入しました。 届いてから早速読んでみると、土偶の大胆な読み解きがとても面白く、楽しんで読めました。 学生の頃に、それまでの説について友人とよく談義していたことを思い出して、懐かしくもありました。
面白い!ひとつひとつの説にとっても納得しました。以前から土偶は好きでしたが さらに大好きになりました。
非常に面白く読ませていただきました。子供達にも読ませます