街のいたるところに落ちているゴミ、ゴミ、ゴミ・・・。「どうすればポイ捨てゴミをなくすことができるのか」。そんな思いにかられる人も多いことでしょう。ポイ捨てゴミを拾う活動に励んでいる市民やボランティア団体、街からゴミをなくしたい自治区や行政関係者の皆さんは、どうぞ本書を参考にしてください。ポイ捨てごみを拾い集める活動に役立てばと、元新聞記者の著者が日本の様々な取り組みを取材・執筆しました。例えば、参加者を増やしている清掃ボランティア団体は、どういう方法をとっているのか。NPO法人グリーンバード、海さくら、虹のとびらなどの事例が登場します。また、ごみ拾いをスポーツ競技にして普及を目指す日本スポーツGOMI拾い連盟や、ITを駆使してポイ捨てゴミをなくそうとしているピリカ(PIRIKA)の取り組みも知ることができます。いずれのケースをみても、ごみ拾いを楽しむことが、清掃活動を長続きさせ、効果を上げる秘訣だと分かります。少し変わった事例紹介として、豊橋技術科学大学教授の研究室が開発したごみ箱ロボットがあります。このロボットはヨタヨタと歩き回り、斜めに傾いて、ごみを入れて欲しそうにします。このほか、ごみばさみを製造する永塚製作所の工夫、ポイ捨てごみ対策に早くから着手した東京都千代田区の取り組みの経緯も関心を持って読んでいただけることでしょう。多くの国で街のポイ捨てごみは深刻な問題を引き起こしています。観光客に街のイメージを悪くさせるだけでなく、ごみが道路の側溝に詰まり、洪水を引き起こすこともあります。ごみ問題を国の大きな課題ととらえるフィリピンの環境・天然資源省次官(副大臣)へのインタビューも掲載しました。この国がポイ捨てごみの問題をどうとらえているのかを知ることができます。日本語版「ごみ:拾って楽しめ」のほかに、英語版「Garbage: Pickable and Enjoyable」も出版しており、世界各国で少しでも役立つことを願っています。本書へのご意見・感想は、www.facebook.com/garbagepaeにお寄せいただければ幸いです。
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