30年前の1985年8月12日、日本航空123便は524名の乗客乗員とともに群馬県上野村の深山に墜落した。「御巣鷹の尾根」と呼ばれるようになった現場は、誰も足を踏み入れたことのない人跡未踏の難所であった。<br>123便は御巣鷹の尾根に墜落する前に、手前の山に2か所、接触している。「一本カラマツ」が立つ場所と、木々がU字形にえぐれたままの「U字溝」と呼ばれる場所である。その現場を探し、その場に行ってみたいという遺族の想いを背負って事故から30年、地元の人々によって登山道が作られ、整備されつづけられている。現場近くに移り住んだ著者は地元の人たちと寄り添うように遺族も知らぬ「尾根の四季」を静かな筆致で描く。
レビュー(3件)
運命とは 決められたものなのでしょうか?
日航機墜落事故現場である御巣鷹の尾根を「守る人々」という、今までの日航機墜落事故とはすこし違う視点の本です。 もし、あのとき、御巣鷹に墜落していなかったら「守る人々」は今頃なにを考え、なにをしていたのでしょうか。 運命とは 決められたものなのか、、、とすこし感じてしまう本です。
今まで日航機墜落関連の本を何冊か読みましたが、こちらもなかなか読み応えがあり、今後の空の安全のために事故を風化させず、ずっと忘れてはいけないと思いました。