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性的少数者を表すLGBTに対する差別や権利擁護が社会問題としてマスメディアで大きく報道されるようになった。 しかし、一方で、LGBTに対する無理解や差別が大規模な炎上事件に発展するケースも増えてきている。 社会的な無理解や差別は、当然是正されるべきである。だが、少しでも自分たちと意見の異なる相手に対して「差別主義者」というレッテルを貼り、SNS上で激しく攻撃や罵倒を繰り返す、という状況は生産的ではない。 本書は、自身ゲイであることを公表している元参議院議員の著者が、このような現状を打破し、異なる考えを持つ人々とも対話の回路を確保するために、あえて急進的LGBT活動家が触れたがらない不都合な真実もあぶり出し、保守の立場からの新しいLGBT論を提唱する。 【章目次】 第1章 『新潮45』騒動とは何だったのか 第2章 LGBT活動家の言葉は、常に正しいのか 第3章 LGBTをめぐる報道と現実の落差 第4章 保守の立場から説く、新しいLGBT論 第5章 日本が持つアドバンテージを活かす 第6章 LGBTに対する理解を深めるために
レビュー(10件)
YouTubeで紹介されていて購入したが、わかりにくい理屈をこねてばかりで全く理解不能だった。
まずは知るところから始めます。日本はサブカルでBLや百合も人気だけど、知らない部分も多いので。 我那覇真子チャンネルでのインタビュー動画を見て読んでみたいと思いました。 多くの人に読んでもらいたい1冊です。
わかりやすい
ユーチューブで見たニュースで紹介されていました。LGBTをことさらに問題化しようとしている人達とは異なる視点で解説していて、とても良い、と。 著者がとても知識豊富なうえ、わかりやすく解説されています。
LGBT運動は不都合ばかり
社会主義者、共産主義者、同和団体などの差別運動団体、グローバル企業などを含む新自由主義的思想を持つ団体などが魑魅魍魎のように主導権を取ろうとして、多くの当事者の気持ちを置き去りのまま、各勢力の言い分のみを聞いてマスコミが垂れ流す。 日本には日本の文化的背景に立脚した同性愛者の文化があり、課題があり、それは同性愛者とトランスジェンダーの間にも大きな溝があるのに、またマスコミや多くの勢力はそれをないまぜにして語り出す。 また、多くのそれら勢力はまるで洗脳されているかのように、他者の意見を聞くことすらなく、思考を回すこともなく「差別だ」とデモを繰り返す。 内部ではLGBT活動家同士の主導権の奪い合いが今日も激しい。 松浦大悟の本を読んで、まず頭をリセットするところから始めたらどうですかと思う。