帝国議会の開設から第二次世界大戦敗戦まで、戦前日本の衆議院議員選挙において、政党あるいは候補者たちはどのように戦ったのか。選挙制度のしくみや、それによって成立した政党と地域社会との関係、選出され政党を構成する代議士たちの特徴などを、一次史料や数値資料を援用して追究。「分断」ではなく「団結」を訴えていた選挙の実態に迫る。
序章 戦前日本の選挙と政党
第1部 選挙制度の変遷と地域・政党
第一章 選挙制度に関する考察
第二章 選挙と地域社会
第三章 代議士と政党に関する考察
第2部 戦前選挙の実態
第一章 一八九〇年代の地域社会の混乱とその収束
第二章 大同団結運動から憲政党の結成へ
第三章 福岡県の第一三回総選挙
第四章 大正期の宮崎県政ー「児玉伊織日記」を題材にー
第五章 一ブロック紙の昭和戦前史ー『名古屋新聞』の場合ー
第六章 「実際家」安川敬一郎の普選法案反対活動
第七章 中田儀直にみる昭和戦前期秋田県の地方政治
終章 「地方的団結」の行方ー国民国家から総力戦国家へー
あとがき
レビュー(0件)