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ノーベル経済学賞に最も近い経済学の巨人、研究生活50年の集大成! この救国の書は、東京大学での教え子、日本銀行総裁・白川方明に贈る糾弾の書でもある。20年もの間デフレに苦しむ日本の不況は、ほぼすべてが日銀の金融政策に由来するからだ。その世界孤高の「日銀流理論」が、円高を招き、マネーの動きを阻害し、株安をつくり、失業、倒産を生み出している。世界では既に常識、「日本経済の復活」をわかりやすく徹底解説! ノーベル経済学賞に最も近い経済学の巨人、研究生活50年の集大成!! この救国の書は、東京大学での教え子、日本銀行総裁・白川方明に贈る糾弾の書でもある。20年もの間デフレに苦しむ日本の不況は、ほぼすべてが日銀の金融政策に由来するからだ。白川総裁は、アダム・スミス以来、200年間、経済学の泰斗たちが営々と築き上げてきた、いわば「水は高いところから低いところに流れる」といった普遍の法則を無視。世界孤高の「日銀流理論」を振りかざし、円高を招き、マネーの動きを阻害し、株安をつくり、失業、倒産を生み出しているのだ。 本書で解説する理論は、著者一人だけが主張するものではない。日本を別にすればほとんど世界中の経済学者が納得して信じ、アメリカ、そして世界中の中央銀行が実際に実行しているもの。実際に著者は、日米の学者・エコノミスト・ジャーナリストたちにインタビューを行ない、すでに60人以上から聞き取りを行なっているが、ほとんどすべての俊才が、潜在成長率のはるか下で運営されている日本経済を「ナンセンスだ」と考えている。たとえば教科書でも有名なグレゴリー・マンキュー、ウィリアム・ノードハウス、ベンジャミン・フリードマン、マーク・ラムザイア、デール・ジョルゲンソン、ロバート・シラー、黒田東彦、伊藤隆敏らだ。 世界から見れば常識となっている「日本経済の復活」を、著者50年間の研究成果をもとに、わかりやすく徹底解説! 序 章 教え子、日銀総裁への公開書簡 第1章 経済学200年の歴史を無視する国 第2章 日銀と財務省のための経済政策 第3章 大不況の真犯人 第4章 それでも経済学は日本を救う 第5章 2012年2月14日の衝撃 第6章 増税前に絶対必要な政策 第7章 「官報複合体」の罠 終 章 日本はいますぐに復活する
レビュー(91件)
浜田宏一先生の祈り(人生最終講義)
世の中を動かしていくロジックを知る上で有効だった。50年以上研究者として経済に関わった先生は、200年余りの経済学泰斗たちが営々と築き上げた普遍の法則を無視して動いていく日本の経済を嘆き「高給で安定した職業をもち、資産を持っている人々のために経済学が必要な訳ではない。市井で暮らす名も無き一般の人々のために、有効な経済政策を打たねばならない」という覚悟が、随所に読み取れる。その為には学会で活動しても論文を書いても有効ではなかった。政府諮問会議等の発言も過去の内閣ではまったく別な方向に進み、日銀に対する提言も意味を成さなかった。この書籍は一般の我々に向けて書かれた浜田先生の祈りである。我々が自分達でしっかりと経済学を理解し、政府や日銀の動きに目を光らせる事ができるように、との祈りである。
会社の人に頼まれて購入のため、わかりません。
とりあえず購入
先日講演会で紹介がありました。 とりあえず購入し読んでみようと思います。
わかり易い本
元の日銀総裁の白川さんに、しっかり読んでいただきたい本です。黒田さんは、わかっていると思いますので・・・
浜田先生の本は今回で始めて読みました。 先生の日本(日銀)に対する愚痴?かなぁと思わせる本でした。 というよりも、本当に教え子(日銀総裁)に対して歯がゆかったでしょうね。 それも、出来の悪い生徒ではなかったので余計。 これから、浜田先生の言っていた感じになりそうな経済状況ですが、その先が知りたいです。