本書は、大学での財務会計論2の講義における板書と口頭での説明をまとめたものです。板書が多すぎて教員の話を聞く事ができない、学生の手が腱鞘炎になる(教員も腱鞘炎になるが)などのクレームがあり、それが講義ノートを配布するきっかけとなりました。その後、毎回、講義ノートを印刷し配布するのが大変な作業なので冊子にすることにしました。 講義におけるテキストにはネットスクールの『日商簿記1級に合格するための学校[テキスト]商業簿記・会計学 基礎編I』を用いています。非常に分かりやすく書かれたテキストですが、それでも最近の学生の多くは、講義に出席し理解したつもりでも、自宅でもう一度テキストを読み返すと、なぜそのような会計処理をするのか理解できず問題を解いても正解に辿り着けないことが多いものです。 そこで、本書は、基礎の基礎から、なぜそのような仕訳をするかなど、問題の解き方をステップ形式で説明しています。平易な文章で丁寧に記述し自力で問題を解けるようになる工夫をしています。 注意していただきたいのは、テキストに記載してあることは、この講義ノートには記載していないので、別途、テキストを必ず購入する必要があります。 また、本書講義ノートを参照しながらテキストを読み、テキストの問題について実際に手を動かして解き、ある程度理解できたと感じたら、ネットスクールの同じシリーズの問題集『日商簿記1級に合格するための学校[問題集]商業簿記・会計学 基礎編I』の問題を必ず解くようにしてください。同じ問題を最低3回は解かないと頭に入らないと思います。 勉強は本来楽しいものです。また勉強を頑張って資格を取得出来たときの嬉しさは格別です。努力したことが結果に結びつく。これが勉強の楽しさだと思います。学生の皆さんには、時間のある学生時代に是非、勉強に取り組んで自分自身の価値を高めてもらいたいと思っています。 本書では日商簿記検定1級の商業簿記・会計学の範囲のうち、無形固定資産、繰延資産、減損会計、負債会計、資産除去債務、リース会計の一部を扱っています。 特に、減損会計及び資産除去債務については、比較的難易度が高いので、詳細に問題の解説をしています。公認会計士試験、税理士試験・簿記論及び財務諸表論の受験生の資格取得にも役立つように、かなり難しい論点も「■ 参考」として取り扱っています。 皆さんそれぞれの将来の夢の実現に本書が少しでも役に立てば嬉しい限りです。 最後に、財務会計論1講義ノートまたは連結会計論講義ノートを購入して頂いた方に心よりお礼申し上げます。それにもかかわらず、以上の書籍について誤りがございます。大変申し訳ありません。本著、財務会計論2講義ノートの「なか見!検索↓」で正誤表を見れるようにしてありますので、訂正の上ご利用いただきますようお願い申し上げます。ご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び致します。 2018年11月山田恵一
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