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外資系の保険会社に勤める僕・坂木司には、一風変わった親友がいる。自称ひきこもりの鳥井真一だ。複雑な生い立ちの鳥井は外部との接触を極力避け、僕を通じて世界を見ている。そんな鳥井の関心を外の世界に向けるため、彼との食卓に僕が出会った身近な謎を披露していく。大人の視点で推理し、子供の純粋さで真実を語る鳥井は、果たして外の世界へとはばたくことができるのか。著者デビュー作にして人気の〈ひきこもり探偵〉シリーズ、待望の文庫化。文庫版著者あとがき=坂木司/解説=北上次郎 ■目次 「夏の終わりの三重奏」 「秋の足音」 「冬の贈りもの」 「春の子供」 「初夏のひよこ」
レビュー(505件)
軽く読める小説です。 善人しか出て来ないので爽やかな読後感はありますが、現実はそんな訳無いだろうと微妙に思ったりもします。 それと主人公と鳥井のお互いの依存度の高さはいくら何でも病的な気はします。 でも鳥井が色々な謎を解明する事によって人脈が広がり、その後その人達も絡んで話しは進むので設定は微妙に感じても楽しく読みきりました。
和菓子のアンを読んで、文章の雰囲気が気に入ったため、 同じ作者の著書を購入しました。 ミステリーと言っても語り口やストーリーから所謂怖いミステリーとは違い、とても軽快で読みやすいです。
テレビ放映されているのを知って購入しました。坂木さんの作品を知らずに読んでいたことにも気付いたのですが 推理ものの主人公にしては 偏った性格が面白いなと思います。本当の悪人がいないので 凹んだ時に楽にしてくれる作品です(私にとってです)
坂木司
生い立ちから精神が不安定になり、引きこもった男性が、友人の持ち込む問題を解決する短編連作集です。
まだ途中までしか読んでないけど推理が無理矢理な感じがしてしっくりこない(T^T)最後まで読んだら高レビューの理由が分かるかなー。期待をこめて★3つ