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J.D.サリンジャーの不朽の青春文学『ライ麦畑でつかまえて』が、村上春樹の新しい訳を得て、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』として生まれ変わりました。ホールデン・コールフィールドが永遠に16歳でありつづけるのと同じように、この小説はあなたの中に、いつまでも留まることでしょう。雪が降るように、風がそよぐように、川が流れるように、ホールデン・コールフィールドは魂のひとつのありかとなって、時代を超え、世代を超え、この世界に存在しているのです。さあ、ホールデンの声に(もう一度)耳を澄ませてください。
レビュー(424件)
早々に配達ありがとうございました。これから読書楽しみます。
注文して2日後に届きました。 楽しみにしてたので、直ぐに開封して読み始めました。 一気に読めちゃいそうですが、阪神戦の為、ちょっと休憩
読み比べ
野崎さんのと村上さんので悩んで、他の方のレビューを見て読み比べしてみようと思い両方購入しました!まだ届いてませんが、期待を込めての星5です。
本日無事に受け取りました。 有難うございました。
初版1951年発表のJ.D.サリンジャー代表的な長編小説。以前白水社の野崎孝氏訳版で読んだものだが、今回村上春樹氏の文体でもう一度読んでみたくなり購入。元々語り部が17歳の少年であり、彼の目を通して語られる世界なので当時の少年が日常使っていただろう口語文体がより自然に感じられて面白い。読む時期、その年代で主人公の像が変わる稀な小説で、少年~青年期の世間知らずで未熟な自分には共感も多かったはずなのだが、今回社会生活を経験して改めて読んでみると彼は「著しく心理的な問題を持った者」として映ってしまう。その点でも今回再読してみて良かったと思う。