世界人口の半分近くが貧困の中にある。生活環境を変えるためにはお金が必要だが、貧しい人々にとってはお金を借りることも返すことも困難だ。ではどうしたらいいのか。--この世界的課題を解決するのが、小さな金融サービス=マイクロファイナンスだ。その実践に取り組む著者が、現状と課題を最前線から伝える。
序 章 「機会の平等」のための金融包摂
第1章 お金はいかにして回っているのか
1 お金とはなにか
2 お金はどうやって回るのか
3 お金がスムーズに回るためには金融システムが必要
第2章 生きるための金融サービス
1 貧困とはなにか
2 貧困層の人々が用いるインフォーマルな金融サービス
3 低所得層にとって、預金と借入は似ている
4 低所得層向けのフォーマルな金融サービス
5 金利はどのようにして決まるのか
6 融資と倫理ーーなぜ金貸しは2000年以上憎まれてきたのか
第3章 金融排除から金融アクセス、金融包摂へ
1 グローバル・フィンデックス・レポート
2 金融アクセスから金融包摂に焦点が移った理由
第4章 マイクロファイナンスの現代史
1 その歩みーー3つのマイクロファイナンス機関
2 世代間の葛藤と対話
第5章 金融包摂におけるフィンテックの成果と課題
1 テクノロジーによる変革
2 フィンテックの最前線
3 新たな時代へ
第6章 マイクロファイナンスは本当に役立っているのか
1 なぜ熱狂は冷めたのか
2 貧困削減に貢献できるか
3 どのような指標を用いるかーーパフォーマンスとインパクト
第7章 未来のマイクロファイナンスはどうあるべきか
終 章 日本や先進国からできること
あとがき
謝 辞
参考文献
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