日米間の紛争は、いわば数字で表現できる領域の摩擦から一歩進んで、「法の世界」を含むシステム摩擦へと深化しつつある。その中でアメリカの対日要求の姿勢は、日本でもアメリカと同質・均質化したシステムを法の改革によって実現せよ、ということである。本書は、この現況を踏まえ今後の展開方向を把えようとしたものである。従って、対象として、法律摩擦という限られた範囲に止めるよりも、むしろ日米両国間に根強く存在する「法感覚」のギャップが、現実の日米交渉の中で現実にどのように現われているか、なかが“衝突”の原因になっているかを検証し、今後の方向を模索する。
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