今に伝えたい、時代を超えた普遍の愛の形
宮崎駿監督「風立ちぬ」が大ヒットし、再び注目を集める作家・堀辰雄。ぜひ若い人にも、映画を観るだけでなく、堀辰雄の愛にあふれる作品世界に触れて欲しいと、刊行しました。
この文庫に収録されている作品は、「風立ちぬ」と「菜穂子」。映画のモチーフとなった「風立ちぬ」の物語を楽しめると同時に、映画「風立ちぬ」の主人公の名前となった「菜穂子」という作品を併せて読める、他にはない文庫となっています。堀辰雄の作品世界のみならず、宮崎監督へ思いをはせながら読んでみるのは、いかがでしょうか。
カバーは、累計1200万部を誇る大ヒット漫画「僕等がいた」を執筆された小畑友紀氏にお願いし、堀辰雄の世界を美しく透明感溢れる、そして今までにない装画で飾ってくださっています。
明治、大正、昭和、平成という時代の流れは変わっても、人を愛するという気持ちに違いがないということ、誰かを守ることで、自分が守られ強くなれることを感じる作品です。どうして今、堀辰雄作品なのか、是非一度手に取って読んでみてください。
【編集担当からのおすすめ情報】
以前、読んだはずの「風立ちぬ」。今回、再読にもかかわらず新たな発見の連続でした。全体を取り巻く透明な空気感、一途な思い、文体も物語も登場人物もすべてひっくるめて、2人といない堀辰雄という作家の溢れんばかりの才能を感じます。そして、この本を刊行するにあたり、初めて読んだ「菜穂子」。「風立ちぬ」と、全く違う作品世界が繰り広げられています。この二つの作品と小畑友紀さんのカバー、新しい堀辰雄の世界を感じて欲しいです。
レビュー(11件)
2013年に宮崎駿氏が発表した映画「風立ちぬ」を偶然目にして以来、その原作となったとされる堀辰雄のこれら2作品に興味が湧いた。堀辰雄の「風立ちぬ」の方は以前どこかで読んだ事があり、粗筋は少し記憶していたのだが、「菜穂子」は今回初めて読んでみたが、不幸な結婚生活を送る事になってしまった女性が幼馴染の青年と再会して自分の在りかたをもう一度問い直しながら苦悩していく様子が独特の文体で描かれていて大変興味深い。
昔の本ですが、堀辰雄の代表作の一つのようで購入あしました。
綺麗です
値段の割にはしっかりとしています。何等問題はありません。安心して読むことが出来ます。