朝日新聞「ゼロ年代の50冊」第1位という触れ込みと、勝間和代の 薦める書籍一覧にもあったという理由からこの本を購入したの である(苦笑)。全く先入観無しで読んだのであるが、要は約1万 3000年前からの人類史の本である。超要約すると下記のような 内容。 ・ユーラシア大陸(ヨーロッパ/アジア)が、アフリカ/オーストラ リア/アメリカ大陸より先に発展したのは、栽培しやすい穀物 や家畜にしやすい動物に恵まれたから。 ・社会は「小規模血縁集団」→「部族社会」→「首長社会」→ 「国家」の順に発展した。この発展にしたがって食料生産が 集約的となり、食料生産に従事しない人も増えた。 今サラリーマンで生活できるのは「国家」に発展したからか、と改 めて思った。内容も濃く一読の価値はある。日本の学者には書けない 内容なんだろうな。日本史関係も好きであるが、それを超えた先史時 代にも非常に興味が湧いた,ちょっと長ったらしい繰り返しがあるんだけど、読む価値はありますよ。価値観の相対化が、時間と空間の面で立体的になります。,人類はなぜ、それぞれの大陸において異なる発展を遂げたのか、という謎を、過去1万3千年の人類史という時間枠の中で解き明かそうとしたのが本書です。高い評価をうけている著書なので一度読んでみようと思い購入しました。専門家でない限り1字1句を読むと退屈してきますが、各章で著者の結論部分があるのでそこををひろい読みすると、理解が深まると思います。,1か月の入院を控え注文しました。 術後体調が落ち着いてから読み始めました。 読むほどに引き込まれ一気に上下巻とも読みました。 改めて病原菌・・・タイトルの意味が分かりました。 難しい内容ですが大変面白かった。 似たような記述がくどく出てきますが、難しい内容だけに、逆にそれが読みやすくなっています。,上巻をすでに読まれている方には、かなり冗長に感じる内容と言えます。上巻でこの本のテーマの解答は得られており、下巻を読んでもそれは(当然)不変・・・。でも、最後まで読み切りたいと思ってしまう。という感じでしょうか。
レビュー(143件)
壮大な人類史
朝日新聞「ゼロ年代の50冊」第1位という触れ込みと、勝間和代の 薦める書籍一覧にもあったという理由からこの本を購入したの である(苦笑)。全く先入観無しで読んだのであるが、要は約1万 3000年前からの人類史の本である。超要約すると下記のような 内容。 ・ユーラシア大陸(ヨーロッパ/アジア)が、アフリカ/オーストラ リア/アメリカ大陸より先に発展したのは、栽培しやすい穀物 や家畜にしやすい動物に恵まれたから。 ・社会は「小規模血縁集団」→「部族社会」→「首長社会」→ 「国家」の順に発展した。この発展にしたがって食料生産が 集約的となり、食料生産に従事しない人も増えた。 今サラリーマンで生活できるのは「国家」に発展したからか、と改 めて思った。内容も濃く一読の価値はある。日本の学者には書けない 内容なんだろうな。日本史関係も好きであるが、それを超えた先史時 代にも非常に興味が湧いた
読んで損なし
ちょっと長ったらしい繰り返しがあるんだけど、読む価値はありますよ。価値観の相対化が、時間と空間の面で立体的になります。
人類はなぜ、それぞれの大陸において異なる発展を遂げたのか、という謎を、過去1万3千年の人類史という時間枠の中で解き明かそうとしたのが本書です。高い評価をうけている著書なので一度読んでみようと思い購入しました。専門家でない限り1字1句を読むと退屈してきますが、各章で著者の結論部分があるのでそこををひろい読みすると、理解が深まると思います。
1か月の入院を控え注文しました。 術後体調が落ち着いてから読み始めました。 読むほどに引き込まれ一気に上下巻とも読みました。 改めて病原菌・・・タイトルの意味が分かりました。 難しい内容ですが大変面白かった。 似たような記述がくどく出てきますが、難しい内容だけに、逆にそれが読みやすくなっています。
上巻をすでに読まれている方には、かなり冗長に感じる内容と言えます。上巻でこの本のテーマの解答は得られており、下巻を読んでもそれは(当然)不変・・・。でも、最後まで読み切りたいと思ってしまう。という感じでしょうか。