指揮者がタクトを振り上げた瞬間(生)から終わり(死)へと突き進んでいく。音楽とは、終わりを望みながら音という生に踏みとどまる、矛盾そのものである。それを音楽家はどうとらえてどのように描いてきたのか。生と死をめぐる特集ほか、刺激的エッセー多数。
特集 クラシックと死
死を予感する演奏、予期せぬ死に遭遇した演奏ーー「名盤・奇盤の博物学」番外篇として 竹内貴久雄
「死の練習」としてのクラシック 梅田浩一
『亡き子を偲ぶ歌』 須永恆雄
歌劇『津山三十人殺し』上演史 鈴木淳史
白バラ団奇譚 許 光俊
鼎談 撃論 語って砕けろ!--レーベルのお仕事 鈴木淳史/斎藤啓介/許 光俊
最近のクラシック万華鏡
円熟しない指揮者たち 平林直哉
最近聴いた演奏会からいくつかの感想 鈴木淳史
くらせらへようこそ!第4回 まつもとだいすけ
連載
ヒストリカル獣道(4) フルトヴェングラー、奇々怪々の『第九』 平林直哉
未来のクラシック(4) 未来のコンサートホール 許 光俊
妄想帝国大劇場(3) オペラ・バレエ『清水かつらの第一の冒険』 片山杜秀
車輪の上(4) 自転車はヴィオラである 鈴木淳史
究極邪悪、クラシックでポン!(4) ロンドンで気分はロンロン!の巻 許 光俊
反時代的クラシックのススメ(4) ヴィスコンティの『神々の黄昏』3--「愛の断念」の意味するもの 梅田浩一
お杉のどくだみの詩(4) 花散る乙女たち、嗚呼、女体は哀し 杉本のりひこ
乙女ライターMのひみつ日記(4) その執事、傾聴 高野麻衣
いまさら維納?(4) 名歌手追悼その2--ピエロ・カップッチッリに捧ぐ1 大前田 青
チェロ曲CD列伝(4) D〜E 近藤健児
異稿・編曲CD(4) サン=サーンスとフォーレ 近藤健児
むしもすきずき楽興のとき(4) 死者の書ーーレーガーの『目覚めよと呼ばわる声す』幻想曲 須永恆雄
イカすぜ! クラシックなやつらーークラシック同志の生態に迫る 大番外篇 聞き手:許 光俊
新宿の仙人 大里俊晴さん
下層民が聴くクラシック 丸茂潤吉
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