偏狭なナショナリズムや自己陶酔的な日本文化論が溢れる中、他に類をみない雑多な文化要素を融和、統合し、新たな文明原理を作り上げた日本文明の強靭性を生み出した原点を探る試みに満ちた論考集。
特に民族や宗教対立を超える思想としての神仏習合の理論は、21世紀のグローバル哲学となる可能性を持っている。
第1章 梵天勧請思想と神仏習合
-仏教の平和思想を支えるものー
第2章 共生の試みに関する一考察
-インドネシアの宗教と社会ー
第3章 長谷川如是閑と老子
第4章 エズラ・パウンドと能楽
-その翻訳作品の意義についてー
第5章 「もう1つの成熟」としての老い
-「老い」についての哲学的考察ー
第6章 インターネットの構造と,社会との共犯関係について
第7章 日本語母語話者の大学生の考える英語授業内の日本語使用について
-習熟度別の比較ー
第8章 韓国地方都市における中心商業地形成の歴史的過程
第9章 仏教的寛容思想と日本的寛容〔和(やわらぎ)〕思想の意義
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