広津の「性格破産者」に関する一連の作品を「初期」「中期」「後期」と三区分して考察した。
はしがき
第一章「神経病時代」「二人の不幸者」試論──「性格破産者」の生成──
第二章「生きて行く」論──「初期」から「中期」への架橋──
第三章「風雨強かるべし」論──通俗小説化と「性格破産者」像の理想化──
第四章「狂った季節」論──「性格破産者」の戦争批判──
第五章「泉へのみち」論──「性格破産」の克服──
第六章「誘蛾燈」論──女性と一体化した「性格破産者」──
第七章 中島敦における知識人の問題──あらたな「山月記」論をめざして──
第八章 増田渉論──日中知識人の交流──
初出一覧/あとがき
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