シークレット・レース
: タイラー・ハミルトン/ダニエル・コイル/児島 修
自転車競技を支配するドーピングに鋭く迫る
過酷なまでの勝利の追求がもたらしたドーピングとその隠蔽ーー自転車レースを支配する闇の世界に、ランス・アームストロングのマイヨジョーヌに貢献した元プロ選手タイラー・ハミルトンとノンフィクション作家ダニエル・コイルがメスを入れた。
そこは、煌びやかなプロ自転車競技界の裏側にある幾重にも連なった腐敗と恐ろしいまでに不穏な世界だった。
「現時点における、自転車競技の薬物問題に関する最も包括的で、誰もが入手できる報告である」(NYタイムズ)。
レビュー(66件)
真実とは。本質とは。
巷では様々な憶測が飛び交いましたが、 真相は当事者しか知りえません。 また、なぜそうなったのか、そうならざるを得なかったのか、 背景や本質まで考えていくと、 何が正しくて何が間違っているのか、考えさせられます。 結果だけを見れば彼らの行いは正しくなかったかもしれませんが、 そういったことを考えていくと、彼らを無条件に責めることはできないし、 彼らの葛藤も全く理解できないわけでもない。 重要なのは自分自身がそこから何を感じ、考え、自分がどうしていくかです。 ただ、一人の自転車競技者としてそこにあった事実は知っておきたくて読みました。 ただ他人を否定するような人は読まないほうが良いと思いますが、 多角的に物事を捉え考察される方にはお勧めです。
ロードレースの世界にどっぷり浸かれます
レースの臨場感、チームの雰囲気、生々しい当時のやり取り……。 ロードレースファン、スポーツファンは当然ながら 予備知識のない人でも充分楽しめると思います。 (ロードレースファンは底無し沼級にドはまりですよ)
むしろドーピング教科書的な
ランスアームストロングと同じチームにいた語り手がドーピングが発覚して引退したあとにドーピングについて告白したことをジャーナリストが書いたものです。内容は興味深く、ステロイド、成長ホルモン、EPO、自己血輸血等のことが書かれていました。いたちごっこはいまも進行中なんだなーと思われました。
サイクルレースの裏側
土井選手の自伝を読んで、サイクルレースへの興味が広がり、こちらの本を手に取りました。 ドーピングの手法や、本人が手を出していく過程が、細かく描写されています。 世紀の英雄であった、アームストロングのダークサイドが見えるところも興味深いです。 また、ロードレースの選手は、非常に厳しい食生活を送っているところも垣間見えました。 自転車好きな方は、読んで損はないと思います。
濃い中身
自転車好きにとっては、とても興味深い内容です。 結構ボリュームがあり読みごたえがあります。