他者の心、規範、行為の意味、コミュニケーションの可能性など現代哲学の根底に渦巻く謎に挑んだ名著が帰ってきた!
思索の発展による変更点を補注に付し、現在の野矢哲学への道のりを「その後の航海」として追補した本書は、野矢哲学23年の歩みの軌跡。
増補改訂版のまえがき
文庫版のまえがき
I 他我問題
1 他者という謎/2 「他人の痛み」の意味/3 大森荘蔵の「他我の意味制作」論/4 フッサールの「他我構成」と大森の「意味制作」
/5 「自我から他我へ」という袋小路/6 逆転スペクトルの懐疑/7 無痛人間の「痛み」理解/8 世界の眺め/9 感覚と知覚/10 身体の人称性/11 知覚因果説の誤り
II 規範の他者
12 「意味」という幻想/13 クリプキの誤謬/14 根元的規約主義/15 論理の作成/16 言語ゲームと他者/17 アスペクト論/18 反転する世界/19 自己知の謎
III 行為の意味
20 行為のアポリア/21 身体と環境/22 意図の在りか/23 行為の構造/24 理解と裁き/25 殺害時刻問題/26 行為における身体/27 行為する他者
IV 他者の言葉1
28 コミュニケーションという行為/29 グライスのパラドクス/30 根元的解釈/31 デイヴィドソンの「墓碑銘」/32 意味と使用/33 常識という神話/34 解釈かゲームか/35 言語ゲーム間コミュニケーション
36 その後の航海
36-1 思考と言語
36-2 語りえぬもの
36-3 行為空間の他者
36-4 眺望論
36-5 心の在りか
注
補注
文献
索引
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