「特養、実は首都圏だけで6000人分余っている」
「医療の進歩で2割以上も余る過剰ベッド」「あふれる飲み残し薬」
「根拠の薄いがん検診を9割の自治体が実施」「不適切に使われる国や自治体の補助金」・・・・・・。
現役世代を苦しめる、社会保険料や税金の負担増。
しかしその一方で、医療や介護の現場をふりかえれば、
そこには
馬鹿にできない大きなムダが生じているのも見逃せない事実である。
本書では、日経記者が調査データを元に、
制度疲労を起こす社会保障のひずみを浮き彫りにし、問題点を分析する。
第1章 そのクスリ、本当に必要ですか?(湿布、鼻炎薬…市販品あるのに病院処方で5000億円
日本の「非常識」、効果低い薬にも保険
足踏みする「安い薬」の普及
あふれる抗生物質と「飲み残し薬」
インタビュー編 薬の無駄をどう省くのか)
第2章 つくられる入院患者(後期高齢者に広がる「年100万円超え」
過剰ベッド減らぬ病院、5年で14%増える
寝るだけ、服薬だけ…海外より長引く入院
自治体の9割で根拠薄いがん検診)
第3章 見えぬ地域医療の未来像(公立病院膨らむ「隠れ赤字」
遠い国保健全化、保険料上げず自治体補填
かけ声倒れの医療ITネットワーク
「ネット処方薬」普及遠く
インタビュー編 老いる患者、地域医療どう変わる)
第4章 終の棲家、どこへ(膨らむ「おひとり様」リスク
足りないはずの「特養」、実は空いている
高齢者住宅「サ高住」の異変
介護「外国人頼み」の死角
要介護度、ばらつく認定)
第5章 クライシスを避けるには(エビデンスなき政策をやめよ
痛み恐れず、病院再編を
介護の脱・ハコモノ、人材育成が先決)
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