ディテイルから全体へ[没後50年]
市井に暮らす人々の哀歓や機微を描いた作品で、今も評価が高い成瀬巳喜男。
本書では、サイレント映画の修業時代から、「妻よ薔薇のやうに」など戦前の女性映画で頭角をあらわし、戦中・戦後の混迷とスランプを脱して、「めし」「浮雲」「流れる」などの戦後日本映画を代表する名作を送り出した成瀬のフィルモグラフィーと生涯をたどる。
プロローグ
1 ルーツ、そして映画界へ《二〇世紀へ》
2 女性映画の旗手、隘路《一九三〇年代》
3 大戦と「空白」《一九四〇年代》
4 女優と名匠《一九五〇年代》
5 文明変貌、孤立《一九六〇年代》
エピローグ
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