本書は、芸能史学の一分野としての日本舞踊の本質と由来に迫る書である。そのため日本舞踊の成立について様々な指摘や問題点を解明する。具体的には舞の源流と由来を白拍子とする〈佐渡島系伝承〉の再検証に重点的に挑んでいる。
第一部 〈佐渡島系伝承〉-日本舞踊 源流と由来ー
序 章
第一章 『孝亮宿禰記』記載の「ナコヤ三左」
第二章 『かふきのさうし』並びに『國女歌舞妓繪詞』
第三章 『北野社家日記』記載の「国」
第四章 遊女歌舞伎〈佐渡島〉の再検証
第五章 〈佐渡島〉と若衆歌舞伎濫觴
第六章 寛文美人図にみる女舞の身体
終 章
第二部 『舞曲扇林』-日本舞踊 基本と本質ー
挿絵
翻刻 注釈と考察
解題
一、著者初代河原崎権之助の出自と経歴
二、序を寄せた「蟬憂婆塞」の実名と人物像
三、本書の成立事情と成立年
四、三期区分による内容の概略
五、本書の挿絵の性格と描かれた意図
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