林家たい平のテレビじゃ見られない落語家の顔。その卓越した話芸の中でも、現代的なセンスがもっとも輝く「まくら」をズラリと並べてご機嫌を伺います。寄席の世界の愉快な人々、師匠や家族との爆笑エピソード、取り直した運転免許の顛末、花見の風情、震災と原子炉問題に対する痛烈な風刺まで「林家たい平」にかかると世の中がたまらなく面白い。卓越した人物描写、庶民の批判眼、天賦の話術で語られる長短33編でお楽しみの程を願います。ご通家の方には、もう一つのお楽しみ。「まくら」の内容から、その後に続く古典落語を推理する「演目当てクイズ」付。是非お試しを。
レビュー(3件)
まくらには話し手の知識が現れる
まくらだけを集めた企画は以前にもあるが、いずれもその人ならではの視線でとらえた事象を面白く伝え、話す技量がわかると同時に時代背景もわかります。本書ではところどころに当惑の地震の話題が出てきます。テレビで見る通りの明るい噺家だと思います。