本書は、ストック活用型社会に向けて地域に根ざした中小の不動産事業者の役割に着目し、その重要性と可能性を考察することを目的としている。ライフスタイルや家族、経済事情が多様化する中、そしてコロナ禍を経験している中でいま、住宅へのニーズが多様化している。このニーズを満たすには、新築の供給だけでなく、住宅ストック、つまり既存住宅を活用する環境を整備することが購入者の選択肢を増やすことにつながる。「中古はちょっと…」という抵抗を抱かれるかもしれないが、近年はストック活用の環境も大きく変化してきている。ストックを活用することで、生活満足度の向上や都市の活力を維持・向上させることも期待できることを、本書を通じて紹介したい。それを実現するために大きな役割を果たすのが、中小の不動産業者なのである。
第一章 ストック活用型社会を牽引する、既存住宅流通
第二章 京町家流通拡大の理由
第三章 地域密着型不動産事業者の姿を探る
第四章 地域密着型不動産事業者に期待される役割
おわりに
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