ロシアの侵攻から1年を迎えるウクライナ戦争。
朝日新聞元モスクワ支局長として通算8年の現地経験を持つ著者が、20世紀末の東西冷戦終結以降のロシアと西側諸国との確執を、
NATO(北大西洋条約機構)の東方拡大、アメリカの核・ミサイル戦略を中心とする軍事政策、米ロ軍備競争、「核共有」議論と核同盟、
レーガン、ゴルバチョフ、ミッテランといった冷戦期におけるリーダーたちの歴史的交渉の舞台裏とともに、
自らが取材で分け入ったジョージア、南オセチア、コソボの実態、そしてウクライナ危機に至るまでの国際情勢と歴史的経緯をからめて冷静に分析する。
朝日新聞を含めた日本のメディアの報道姿勢に対しても斬り込む警世の書にして、著者が拠点とする「広島」からの発信によって、核廃絶と平和の道を真摯に訴えかける。
【序章】「核の時代」の戦争
【第1章】「NATO拡大」危険性への警告
【第2章】ゴルバチョフの誤算
【第3章】クリントンとネオコン勢力
【第4章】無視された警告
【第5章】「プーチンはNATOに入ろうとした」
【第6章】核同盟としてのNATO
【第7章】西側の「勝利者意識」
【第8章】「被爆地・広島利用」岸田政権の思惑
【第9章】「ロシア嫌い」の増幅
【終章】「NATO拡大」その先にあるもの
【付録】ゴルバチョフの言葉ーー朝日新聞記事で振り返る
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