ドラマ化(主演:佐藤浩市)、映画化(主演:堤真一)された本作品を何回かTVで観て、本でも読んでみたいな、と思い購入しました。 1985年8月12日夕刻、乗員524人を乗せた羽田発大阪行きの日航123便が群馬御巣鷹山に墜落した大事故を題材にした作品で、群馬県の架空の地方新聞社を舞台に未曾有の大事故を取材する新聞記者の奮闘を描いたもの。 主人公で報道の全権デスクに任命された悠木和雄を中心に、『報道とは何か、どうあるべきか』がテーマで、周り記者、部門長、社長らとの葛藤、人物の心理描写が丁寧に描かれていて、ハッピーエンドではないけれども、説得力があり、納得の行く筋運びと相まって、読み応え十分でした。 映像では表せない人間心理の機微は、やはり活字で読む、読み返すことで、得られると思います。その意味で、著者:横山秀夫の作品はどれも巧みで奥深いですね。 ----- ■「クライマーズ・ハ」イとは 登山者の興奮状態が極限まで達し、恐怖感が麻痺してしまう状態のこと。 ■本書の基本情報 ・筆者:横山秀夫(ヨコヤマヒデオ) ・略歴:1957年東京生まれ。国際商科大学(現・東京国際大学)卒業後、上毛新聞社に入社。12年間の記者生活を経てフリーライターとなる。'91年「ルパンの消息」が第9回サントリーミステリー大賞佳作に選ばれる。'98年「陰の季節」で第5回松本清張賞を受賞。2000年「動機」で第53回日本推理作家協会賞・短編部門を受賞。 ・出版:文藝春秋 ・発売:2017年2月(第26刷) ・ページ数:471p ■これまでに購読した横山秀夫の著書 ・「動機」 … 2005年8月(第21刷) ・「半落ち」 … 2009年7月(第20刷) ・「影の季節」 … 2010年5月(第29刷) ・「64(上・下)」 … 2015年5月,ポイントが付くのでこちらで買い物します。,さすがに文章はうまく読み応えがある。父親と息子の関係、男同士の心の交流に感動する。,先に著者のサスペンス短編などを読んでたので、読んでみてとてもびっくり。真剣に熱い話です。小説っぽい小説というか。。。いまさらながら、この作家はすごいなと思いました。とてもお勧め。,映画を観てどうしても本を読みたくなりました。 とても期待した映画だけに何だか登場人物の感情の動きが やや細やかでない印象を受けてしまったので本の購入を決めました。 あまり細かいことは言えませんが,やはり横山秀夫は面白い。
レビュー(954件)
読み応え十分
ドラマ化(主演:佐藤浩市)、映画化(主演:堤真一)された本作品を何回かTVで観て、本でも読んでみたいな、と思い購入しました。 1985年8月12日夕刻、乗員524人を乗せた羽田発大阪行きの日航123便が群馬御巣鷹山に墜落した大事故を題材にした作品で、群馬県の架空の地方新聞社を舞台に未曾有の大事故を取材する新聞記者の奮闘を描いたもの。 主人公で報道の全権デスクに任命された悠木和雄を中心に、『報道とは何か、どうあるべきか』がテーマで、周り記者、部門長、社長らとの葛藤、人物の心理描写が丁寧に描かれていて、ハッピーエンドではないけれども、説得力があり、納得の行く筋運びと相まって、読み応え十分でした。 映像では表せない人間心理の機微は、やはり活字で読む、読み返すことで、得られると思います。その意味で、著者:横山秀夫の作品はどれも巧みで奥深いですね。 ----- ■「クライマーズ・ハ」イとは 登山者の興奮状態が極限まで達し、恐怖感が麻痺してしまう状態のこと。 ■本書の基本情報 ・筆者:横山秀夫(ヨコヤマヒデオ) ・略歴:1957年東京生まれ。国際商科大学(現・東京国際大学)卒業後、上毛新聞社に入社。12年間の記者生活を経てフリーライターとなる。'91年「ルパンの消息」が第9回サントリーミステリー大賞佳作に選ばれる。'98年「陰の季節」で第5回松本清張賞を受賞。2000年「動機」で第53回日本推理作家協会賞・短編部門を受賞。 ・出版:文藝春秋 ・発売:2017年2月(第26刷) ・ページ数:471p ■これまでに購読した横山秀夫の著書 ・「動機」 … 2005年8月(第21刷) ・「半落ち」 … 2009年7月(第20刷) ・「影の季節」 … 2010年5月(第29刷) ・「64(上・下)」 … 2015年5月
ポイントが付くのでこちらで買い物します。
感動
さすがに文章はうまく読み応えがある。父親と息子の関係、男同士の心の交流に感動する。
熱い話です
先に著者のサスペンス短編などを読んでたので、読んでみてとてもびっくり。真剣に熱い話です。小説っぽい小説というか。。。いまさらながら、この作家はすごいなと思いました。とてもお勧め。
映画よりも
映画を観てどうしても本を読みたくなりました。 とても期待した映画だけに何だか登場人物の感情の動きが やや細やかでない印象を受けてしまったので本の購入を決めました。 あまり細かいことは言えませんが,やはり横山秀夫は面白い。