イスラエルによる不当な支配が半世紀以上も続く「パレスチナ」。そこに住む人々は日々、どんな思いで暮らしを続けているのか。思想家サイードが「これはまさしく、このうえなく独創的な、政治的かつ美的な作品」と絶賛したコミック・ジャーナリズムの金字塔が新たに30ページのカラー増補分を加えて、帰ってきた!! 著者ジョー・サッコが取材した当時の日記やメモ、漫画を描くための参考にした写真などを紹介しながら、取材時の恐怖、喜び、焦り、絶望などを赤裸々に披露する。ロシアによるウクライナ侵攻の陰で忘れられつつある「歴史の犠牲者たち」に改めて光を当てる、出色のノンフィクション。
ジョー・サッコを讃える……エドワード・サイード
『パレスチナ』完全版への作者のまえがき……ジョー・サッコ
『パレスチナ』についての想い……ジョー・サッコ
「現場で」取材する/メモからの抜粋/文章を書くことと、絵を描くこと/写真/使わなかったマンガ/表紙について
第1章
カイロ
行きあう人びと
故郷
目撃者の目
キドロン・ヴァリー
第2章
タクシー
公傷と私傷(ナブルスで)
ドクター、続けて
ヘブロン
『思い出させて』
第3章
千のことば
バケツ
1日だけの兄弟
サブローはどこ?
第4章
アンサール3
おだやかな圧力 その1
パレスチナ人のジョーク
タフな者と死ぬ者
おだやかな圧力 その2
第5章
ラマラ
シカゴ
特ダネを得る
女性たち
ヒジャーブ
でも、ぼくもやっぱり男
第6章
難民ランド
部屋のなかで
法律
ブラック・コーヒー
外出禁止下の子どもたち
トマト
ガザの街まで1シェケル
エドワード・サイード
第7章
シャバリア
男たち その1
男たち その2
男たち その3
男たち その4
障害者たち
巻きもどし
第8章
巡礼
第9章
別の視点
テルアヴィヴ
幸運な再会
砂糖
ナブルス
検問
ジェニン
雨のなかの少年
訳者あとがき……小野耕世
『パレスチナ』特別増補版に寄せて……小野耕世
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