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鎌倉幕府が開かれてから130年、政治のひずみが到るところに噴出していた。正中ノ変はその典型的な例である。そして公武の亀裂はますます拡大し、乱世の微候が顕然となった。「天皇御むほん」さえ囁かれるである。当時は両統迭立(てつりつ)の世、後醍醐天皇が英邁におわすほど、紛擾のもととなった。この間、足利高氏が権門の一翼として擡頭し、再度の叛乱に敗れた日野俊基とは明暗を大きく分ける。 公武の亀裂は益々拡大し、乱世の徴候が……。後醍醐天皇をめぐる政情不安の間に、足利高氏が権門の一翼として抬頭し、再度の叛乱に敗れた公卿の日野俊基とは明暗の色を大きく分ける。そして楠木正成は……。 ■婆娑羅帖(つづき) 草もみじ 散所市 鷹の巣 ■みなかみ帖 石の降る夜 蝶の親 初瀬ざんげ みなかみの家 雨情風心 波々々 天皇御むほん かわりばんこ 俊基斬られ 佐渡へ くまわか草子 ■帝獄帖 山門の二皇子 女房車 笠置の山 夢告抄 鳴 動
レビュー(15件)
2冊目です
今まで読んだことがないものにしました。時代背景は鎌倉後期からです。 読み応えはあります。
ボケ防止
あらすじを見た限り、あまり期待してなかったが、かえって、結構面白い。