【POD】自治体職員が書いた子ども・子育て支援新制度の基礎がわかる本
「幼稚園と保育所のちがいって?」「認定こども園とは?」「幼児教育無償化の対象は?」といった基本から、待機児童や保育の質の問題、チルドレン・ファーストと親の幸せの関係といったことまで、制度設計に奔走した当事者だからこそみえた子ども・子育て支援の仕組みの基礎。 保育従事者や自治体担当者はもちろん、制度を知りたい保活前のママ・パパにも読んでもらいたい入門書。 <以下、本書「はじめに」より抜粋> これは、子ども・子育て支援の制度の基礎がわかることを目的とした本です。といっても、国のパワーポイント資料を並べたり、ウェブサイトに書いてあることをコピー&ペーストしたものではありません。行政窓口で待機児童の家庭のお話をうかがったり、制度設計に奔走した人間にしかわからないところを伝えたい、という思いで書きました。なぜならそれが、今後の子どもの福祉と子育て支援にきっと大事だと思うからです。 まずは、子育て家庭のニーズに沿って子育て支援にはどんなサービスがあるのかを俯かんします。基礎知識として、その全体像を描きます。次に、子ども・子育て支援新制度の下で認定こども園や幼稚園、保育所などに通園する子どもの制度全体を積み木に例えて解説します。これが制度理解の下地になります。 それから、子どもの福祉向上に向け、新制度設計で大切にし、これからの自治体の制度運用や各園の支援実践でもぜひとも重要視してもらいたい5つのアプローチを示します。 そして最後に、制度設計した当事者にしか見えなかった新制度のメリットを書かせていただきました。 幼児教育・保育の質・量共に拡充したいと平成27(2015)年度にスタートした子ども・子育て支援新制度。昨今、女性の就労率はますます上昇し、保育利用率(保育所等に通う子どもの割合)は急上昇しています。しかし、日本の子育て環境も、その土台となる子育て観も社会変化に追いつかず、とまどっている感があります。子どもの幸せ・親の幸せに幼児教育・保育制度はどう寄与していくべきなのか、再考すべき時機にきていると思います。そのきっかけをこの本で創りたいのです。 政策は住民の価値観を左右します。善い政策は人を幸せにし、哲学の無い政策は市民をふりまわしかねません。 親が親として子育ての幸せを享受できる、そして子どもが子どもとしての今を輝ける、そんな未来に貢献できる制度に育っていってほしいと願います。
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