- 205
- 3.99
叔母から受け継いだ町屋に一人暮らす祥子。まったく使わない奥座敷の襖が、何度閉めても開いている。 (「奥庭より」) 古色蒼然とした武家屋敷。同居する母親は言った。「屋根裏に誰かいるのよ」(「屋根裏に」) ある雨の日、鈴の音とともに袋小路に佇んでいたのは、黒い和服の女。 あれも、いない人?(「雨の鈴」) 田舎町の古い家に引っ越した真菜香は、見知らぬ老人が家の中のそこここにいるのを見掛けるようになった。 (「異形のひと」) ほか、「潮満ちの井戸」「檻の外」。人気絶頂の著者が、最も思い入れあるテーマに存分に腕をふるった、極上のエンターテインメント小説。 宮部みゆき氏、道尾秀介氏、中村義洋氏絶賛の、涙と恐怖と感動の、極上のエンターテインメント。
レビュー(205件)
読みながら自分で想像してしまったものがじわじわ怖くなってしまい、寝る時に電気を消すのに勇気が入ります。けど、やめられない。笑
知人からのオススメで購入しました。ちょっと怖そうです(笑)
小野不由美さんの新シリーズということで購入しました。 怖さとミステリー的な謎解き的な要素が絡み合い、営繕屋さんの手でととのえられた後でも、怖さの根元が消滅したわけではないことがまたじわじわくる…シリーズとして長く続いてほしいです!
本屋で見つけて買いたかったのですが どれもクタッとしたのしかなくネットで購入することにしました。 綺麗なのが届いてよかったです。 まだ読んでいないので読むのが楽しみです
随分前に購入していたのを最近やっと読みました(≧▽≦)アハ 描写はさすがです…。 登場人物が感じる恐怖は読み手も同じようにゾゾゾッ…ときます。 私が特に恐ろしかった「異形の人」 最後にホロホロっと涙してしまった「檻の外」 もっと沢山シリーズ化してほしい作品の一つです。