天台真盛宗の祖・真盛上人(1443-95)は、44歳の時に『往生要集』の念仏義を感得され、自らの念仏観を確立された。そのため『往生要集』は天台真盛宗の根本聖典と位置づけられてきた。『往生要集』は恵心僧都源信和尚(942-1017)著。その時代の人びとがもっとも深い思いを寄せた極楽往生について書かれており、沢山の経文や論書を引用した、まさに日本仏教史におけるバイブル的なものである。
『往生要集』は幾度か開版されているが、そのなかでもっとも古く、現存しているものが、鎌倉時代の建保四年(1216)に刊行された「建保版」と呼ばれるもので、不完全本が二種現存している。
第一部では、「建保版」本文の復元を試みた。
不完全な二種の建保版と、建保版全体の写本として現存している天台真盛宗別格本山引接寺所蔵の引接寺本とを比較研究することによって、不完全部分を補い、全体像を甦らせた。詳細な校異と併せて掲載する。
第二部では、引接寺本の延べ書きと詳細な訳註を掲載した。
引接寺本は、宗祖真盛上人が肌身離さず持ち歩いたものであり、随所に上人自身の手による読み付されている。そこで、その読みを可能な限り活かして延べ書きとし、詳細な対校註と併せて掲載する。
■目次■
発刊の辞……天台真盛宗管長 武田圓寵
はしがき……天台真盛宗宗学研究所前所長 向井亮海
第一部 建保版『往生要集』復元翻刻
凡例
目次
往生要集巻上
往生要集巻中
往生要集巻下
建保版対校註(建長版および最明寺本との対校)
第二部 引接寺本『往生要集』(建保版写本)訳註
凡例
目次
往生要集巻上
往生要集巻中
往生要集巻下
註記
解説
『往生要集』建保版と引接寺本写本の特色……寺井良宣
あとがき……森尾即榮
発刊の辞……天台真盛宗管長 武田圓寵
はしがき……天台真盛宗宗学研究所前所長 向井亮海
第一部 建保版『往生要集』復元翻刻
凡例
目次
往生要集巻上
往生要集巻中
往生要集巻下
建保版対校註(建長版および最明寺本との対校)
第二部 引接寺本『往生要集』(建保版写本)訳註
凡例
目次
往生要集巻上
往生要集巻中
往生要集巻下
註記
解説
『往生要集』建保版と引接寺本写本の特色……寺井良宣
あとがき……森尾即榮
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