広島・長崎の核爆発災害、ビキニ被災、チェルノブイリ黒鉛炉事故災害などの科学とその後の事実の理解に努めた『世界の放射線被曝地調査』(講談社ブルーバックス)を刊行してから15年が経過した。
今回、その後の研究成果である第五福竜丸事件の真相、中央アジアでの未曾有の核爆発災害、福島軽水炉事象の研究成果を増補。国際原子力事象評価尺度で、30人が急性死亡したチェルノブイリ黒鉛炉暴走事故はレベル7である。本書での福島軽水炉事象はレベル6になる。この評価は世界各地の核放射線災害調査結果の比較からわかった重要な結論である。
第1部 核災害の概要
第1章 核爆発とその影響
第2章 放射線被曝の基礎知識
第3章 世界の核兵器実験とその影響
第4章 原子力発電と核燃料サイクル
第2部 調査の現場から
第1章 マヤーク・プルトニウム製造企業体周辺での核災害
第2章 旧ソ連邦での核兵器実験による周辺住民の被曝
第3章 太平洋における米国の水爆実験
第4章 シベリアにおける核爆発の産業利用
第5章 チェルノブイリ事故
第6章 東海村臨界事故
第7章 放射線被曝地の回復
第3部 補章 21世紀初頭に行った調査
補章1 第五福竜丸事件の真相
補章2 タリム盆地での未曾有の核爆発災害
補章3 低線量だった福島第一原子力発電所の軽水炉事象
特別章 家族のための放射線防護 ─緊急時にあなたができる放射線防護
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