アメリカ美術においては周期的に多様な形態のリアリズムが現れては消え、その都度アートの枠組みが更新されている。そうしたリアリズムの系譜を19世紀から現代まで時代ごとの文化的背景も踏まえながら辿っていくことによって、「世界認識の方法」としてのリアリズムがアメリカ文化のなかで果たしてきた役割を明らかにする。
目 次
アメリカン・リアリズムの系譜
-トマス・エイキンズからハイパーリアリズムまでー
序 なぜ今リアリズムについて語るのか?
第一章 トマス・エイキンズと「写真的視覚」の発見
第二章 リアリズム絵画と写真の交錯
第三章 異なる近代、異なる視覚
第四章 社会的リアリズムと抽象表現主義をめぐる「文化冷戦」
第五章 指標的リアリズムからハイパーリアリズムへ
あとがき
参考文献
索 引
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