『ニーベルンゲンの歌』の激越な特異性とその社会的位置を照射する続篇『哀歌』。待望の本邦初訳。
世界記憶遺産の写本「ニーベルンゲン物語」は、本来、『ニーベルンゲンの歌』(3/4)と『ニーベルンゲンの哀歌』(1/4)から成っている。本書は『ニーベルンゲンの哀歌』を完訳し、詳細な訳注と解説を付す。
このキリスト教倫理観による解釈が、本体『ニーベルンゲンの歌』の特異性を逆に照射している。受容者は、『哀歌』を通して、本体の生の奔放さとその運命的滅亡を改めて思い知る。…(中略)…
『哀歌』あっての『ニーベルンゲンの歌』なのである。(「あとがき」より)
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