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宝暦元年に浅草田原町に江戸店を開いた五鈴屋は、仲間の尽力を得て、一度は断たれた呉服商いに復帰、身分の高い武家を顧客に持つことで豪奢な絹織も扱うようになっていた。 だが、もとは手頃な品々で人気を博しただけに、次第に葛藤が生まれていく。 吉原での衣裳競べ、新店開業、まさかの裏切りや災禍を乗り越え、店主の幸や奉公人たちは「衣裳とは何か」「商いとは何か」、五鈴屋なりの答えを見出していく。 時代は宝暦から明和へ、「買うての幸い、売っての幸せ」を掲げて商いの大海へと漕ぎ進む五鈴屋の物語、いよいよ、ここに完結。
レビュー(185件)
ようやく終わりに近づいてきました。結構長かったですね。
ついに最終巻となってしまいました。久し振りに感動、感涙しました。とても良かったです。
待ち遠しかった最終巻
最終巻 買ったつもりが忘れていたので イタリアに来る友人宅に配送し 彼女と一緒に空を飛んできました。扱いやすくなったとはいえ海外発送はまだまだ高価なのでたすかりました。待った甲斐がありました。読み終わるのが残念なシリーズでした
迅速な発送ありがとうございます。 現在ほかの本を読んでいますが、もうすぐ読めると思います。 楽しみです。
感動の連続でした。次シリーズ期待!
書店では売り切れ続出とか。おかげさまでゲットできました。 みおつくし料理帖のあと、またまたはまってしまいました。困難克服のためあらゆる知恵を絞って大海を目指す幸や奉公人の姿を見ていると、政治家をはじめ現在の日本が総じて「ゆでガエル」状態であり、危機感を共有し子供たちの将来を真剣に考え、知恵を絞ることを今最優先とすべきことを痛感しました。有難うございました。次のシリーズも期待しています。