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・明智光秀は、なぜ "絶好のチャンス" を生かし切れなかったのか。 ・夢ではなかった黒田官兵衛の "天下取り" が消えてしまった一言。 ・のちの関ヶ原の戦いに生かした、徳川家康の失敗とは? ・山陰の太守、尼子と、名門甲斐武田の家が続かなかった共通点… ーー歴史上の英雄たちも失敗しています。 歴史家の加来耕三氏が、独自視点の軽快かつ濃密な歴史物語で 25人の英雄たちの "知られざる失敗の原因" を明らかにし、 現代に通じる教訓を浮かび上がらせました。 見逃しがちな落とし穴、絶対に失ってはならない大切なものを見極める技、 避けられない危機を最小限に食い止める対処法… 失敗に学べば、「成功」「逆転」「復活」の法則が見えてきます。
レビュー(13件)
歴史的確率論
歴史学は確率である、反復する場合もあれば、違った形態をとる事もある。二者択一ないし三者択一の選択を迫られた場合、どう準備し、謙虚に立ち向かい、いかに失敗をへらすかが重要だと思います。
中途半端な失敗学
歴史の失敗学という割には、分析にかけている感がする。結果論は誰でもいえるし、あまりに評論家的過ぎる。失敗するにいたる心理的分析、その背景なども含めて書き記すべきではないかと思った。その意味では、単なる読み物でしかなく、いまさら言われなくともという内容が主なものであった。普段、歴史物を読んでいない人にとっては面白いかもしれないが、歴史好きな人にとっては物足りない本だと思う。