- 50
- 3.45
スポーツの世界では「努力すれば必ず報いられる」などという美談が溢れている。しかし著者の八十余年の体験によれば、いくら努力してもダメなことは実に多いという。つまり努力でなしうることには限度があり、人間はその分際(身の程)を心得ない限り、決して幸福には暮らせないのだ。「すべてのものに分際がある」「老いと死がなければ、人間は謙虚になれない」「誰でも人生の終盤は負け戦」「他人を傷つけずに生きることはできない」「『流される』ことも一つの美学」「老年ほど勇気を必要とする時はない」等々、作家として六十年以上、世の中と人間をみつめてきた著者の知恵を凝縮した一冊。
レビュー(50件)
曽野綾子さんの作品を初めて読みました。いろんな作品の詰め合わせのようで面白かったです。特に気に入った内容を参考に別の作品も購入しようと思いました。
有名な方ですね。
ただ、私、著書を読んだことがありませんでした。 書評に、著者のまとめのような内容、とのことなので購入。 確かに、その通りで、曽根さんの初心者向けですかね?
頼まれ物です
読んでみるといいよ、と言われたけど近所の本屋になにから、と言われ、こちらで購入しました。
少し自分とは価値観が違う気がしました。 多少は納得する部分もありましたが、あまり共感できなかったのが正直な感想です。
辛口
一人の人間として、襟を正して生きていかなければと思わせてくれる本です。