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やっぱり本当だった。 いったん「下級国民」に落ちてしまえば、「下級国民」として老い、死んでいくしかない。幸福な人生を手に入れられるのは「上級国民」だけだ──。これが現代日本社会を生きる多くのひとたちの本音だというのです。(まえがきより) バブル崩壊後の平成の労働市場が生み落とした多くの「下級国民」たち。彼らを待ち受けるのは、共同体からも性愛からも排除されるという“残酷な運命”。一方でそれらを独占するのは少数の「上級国民」たちだ。 「上級/下級」の分断は、日本ばかりではない。アメリカのトランプ大統領選出、イギリスのブレグジット(EU離脱)、フランスの黄色ベスト(ジレジョーヌ)デモなど、欧米社会を揺るがす出来事はどれも「下級国民」による「上級国民」への抗議行動だ。 「知識社会化・リベラル化・グローバル化」という巨大な潮流のなかで、世界が総体としてはゆたかになり、ひとびとが全体としては幸福になるのとひきかえに、先進国のマジョリティは「上級国民/下級国民」へと分断されていく──。 ベストセラー『言ってはいけない』シリーズも話題の人気作家・橘玲氏が、世界レベルで現実に進行する分断の正体をあぶり出す。
レビュー(150件)
将来を考えると暗くなってしまいます^^;
自分が、グローバルな社会の中で戦う自信も全くありません。ただただ平穏に暮らしたいだけなのですが、周囲の状況が平穏な生活を送ることを許していないように感じます。 厚生労働省の国民生活基礎調査には、子育て世代の収入額という結果にありますが、自分が育った家庭の収入と現在の自分の収入を比較して、暗い気持ちになってしまいます。 なんとか、未来が明るくなって、ほどほどに働いて、そこそこの余暇を過ごせるような社会になってくれるように祈るばかりです。
期待外れ!
想像していた内容と大きく乖離していて残念。
橘玲さんの書く本は、本当に事実を書いてあり面白い
新たな発見がありました。 次回作も購入をします。
最近・・
橘さん、気になっています。 何冊か読ませて頂きました。 データが少し、私には細かすぎるかな?とも思いますが、 そこは、サラッと流して読めば、時短にもなります。 大変、興味深く読ませて頂きました。