ルネサンス、バロック、サン=サーンス、ラヴェル、ブリテンによる鳥の描写
『鳥たちのコンサート』(HMM902709/廃盤)の再登場。鳥は人類が音楽を始めるはるか昔からさえずっていました。人間が計算し考え抜いた完璧な音楽を作る間に、鳥は妙なる調べを自然に繰り出します。
作曲家たちは自然現象やある種の騒音を表現する試みをしてきましたが、鳥のさえずりは世界中で音楽化され、それぞれが工夫を見せています。ルネサンス、バロックはもとより、サン=サーンス、ラヴェル、ブリテンらの近代手法による鳥描写も楽しめます。
さらにヴァンサン・ブショがサン=サーンス作品をもじって作った『絶滅危惧種の謝肉祭』が聴きもの。古典組曲の様式であまり親しみのない動物たちを描き、最後は『人類』で閉めているのも意味深長でいろいろ考えさせられます。ブックレットはフルカラーで各種鳥類や動物の詳細な説明もあり愛蔵したくなる美しさです。
ラ・レヴーズはフローランス・ボルトンとバンジャマン・ペローにより2004年に創設された古楽器団体。17〜18世紀作品が中心ですが、音楽と時事問題を組み合わせたテーマで作品を構成し話題となっています。(輸入元情報)
【収録情報】
01. パーセル:鳥への前奏曲〜『妖精の女王』より
02. ファン・エイク:イギリスのナイチンゲール〜『笛の楽園』より
03. テオドール・シュヴァルツコップ:ナイチンゲールとカッコウの模倣によるソナタ:アレグロ/ジーグ
04. F.クープラン/ラ・レヴーズ編:恋のナイチンゲール〜『クラヴサン曲集 第3巻』より
05. ジャン=バティスト・ブセ/ラ・レヴーズ編:どうして、甘いナイチンゲール〜『エール第14巻』より
06. モンテクレール:さえずり〜2本のフルートのためのコンセール第5番
07. F.クープラン/ラ・レヴーズ編:嘆くホオジロ〜『クラヴサン曲集 第3巻』より
08. コレット:カッコウ
09. サン=サーンス/ヴァンサン・ブショ編:森の奥のカッコウ〜『動物の謝肉祭』より
10. ブリテン/ヴァンサン・ブショ編:カッコウ〜『金曜の午後』より
11. ラモー/ヴァンサン・ブショ編:雌鶏
12. サン=サーンス/ヴァンサン・ブショ編:雌鶏と雄鶏〜『動物の謝肉祭』より
13. ラヴェル/ヴァンサン・ブショ編:女王の陶器人形レドロネット〜『マ・メール・ロワ』より
14. ヴァンサン・ブショ:絶滅危惧種の謝肉祭
前奏曲:センザンコウの悲しみ
アルマンド:ジャワスローロリス
クーラント:昔の家禽ドードー
間奏曲:レソミラ63
サラバンド:白フクロウと黒フクロウ
ガヴォット:インドガビアル(ワニ)
間奏曲:レソミラ92
ヴァルス・ツイスト:ナマコ
ジーグ:人類、その進化
ラ・レヴーズ
セバスティアン・マルク(リコーダー、フラジオレット)
野崎剛右(フラジオレット、リコーダー、ミュゼット、ゲムスホルン)
フローランス・ボルトン(バス・ヴィオール、パルドゥシュ・ヴィオール)
バンジャマン・ペロー(テオルボ、バロック・ギター)
ジャン・ミゲル・アリスティサバル(チェンバロ)
シルヴァン・ルメートル(マリンバ、ヴィブラフォン、打楽器)
録音時期:2022年1月(14)、6月(01-13)
録音場所:パリ、シテ・ドゥ・ラ・ミュジーク(14)、サン=ジャン=ド=ブレイ・カトリック教会(01-13)
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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