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気候変動、人口動態、経済ネットワーク……アジア史の視点から俯瞰的に捉えた意欲作 気鋭の東洋史家による、教科書で語られない「真実の日本史」。 日本史の見方が大きく変わる! 漢語資料上の日本/「コピー国家」からの脱却/元寇後も続いた“政冷経熱?/日本を豊かにした「倭寇的状況」/意図せざる幕府の「鎖国」政策/享保の改革は「中国離れ」/江戸中期に固まった「日本人」の定義/帝国「日本」の誕生/中国の近代をつくった梁啓超の慧眼/「一体化」日本と「多元共存」中国の相剋 etc. 第一章 日本史は中国の“コピー”から始まった 【古代〜平安時代】 第二章 アジア・システムからの離脱 【平安時代〜鎌倉時代】 第三章 「日本全体が入れ替わった」時代 【室町時代〜戦国時代】 第四章 「国家」の成立 【江戸開府〜元禄・享保時代】 第五章 「凝集」する日本 【享保時代〜開国前夜】 第六章 開国と日中対立の始まり 【幕末〜明治維新】 第七章 朝鮮半島をめぐる外交と戦争 【明治時代】 第八章 アイデンティティの破滅へ 【大正時代〜昭和時代初期】
レビュー(13件)
中国は遣唐使以来のお付き合い!
日本史と中国史を横断しながら読める合理的な本です。大きくとらえると、所詮日本は中国文明の一部であるので平安時代から近代まで楽しく読めました。最初は中国の都市国家や文化を模倣し、時代を経て改良を加えることで今の日本があると考えさせられる一冊です。