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★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 「究極の男性組織」に身を置いた「防大女子」の生活、人生とは? ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 防衛大学校の全学生に女子学生が占める割合はわずか12%。 一般の「女子大生」とはまったく違う世界に飛び込んだ彼女たちの 生活、苦悩、そして喜びを、自身が「防大女子」だった著者が詳細に描く。 実体験に加え、多くの防大OG、女性自衛官にも取材し、 特殊な環境で働く女性たちの本音にせまり、課題を提示する 【本書の内容より】 防衛大学校とはどんな組織か 意外に多い「文系」出身者 女子が防大を目指す理由 テレビなし、毎日腕立て伏せの日々が始まる わずか5日で1割退校 防大生の1日 「空」と「陸」どっちが「ラク」か? 防大生の「目指すべきあり方」とは 防大生同士の固い絆 男女の友情は成立するか 緊張感あふれる「女子部屋」事情 防大女子の心が折れるとき 卒業後任官しない道を選択する防大生 女性自衛官の苦悩 ロールモデルの不在とはびこるハラスメント 防大女子のこれから 他
レビュー(10件)
製品の内容は極めて興味深いものであった。
防大を卒業した女性による防大紹介本。防大の日々の課業を通じて、男社会の中で生きていく女子の辛さや逞しさについてよく描かれている。筆者は防大卒業後、幹部学校まで進んだものの、現場経験や実務経験が無いままに退官しており、その点について個人の思いや構造的な問題について触れられてはいるものの、もう少し詳しく書かれていると良かった。