【輸入盤】『エレメンツ』 ダニエル・ホープ、アムステルダム・シンフォニエッタのメンバー、他
ルドヴィコ・エイナウディ:『エレメンツ』
旧知と未知の風景の境界を彷徨う「意識の小径」
『エレメンツ』は、2015年、イタリア郊外のエイナウディの自宅スタジオで録音されました。土・水・空気・火という自然の四大元素(エレメンツ)、数学や科学の構成要素(エレメンツ)、音楽的な形式、さらにカンディンスキー、クレー、クリムトらの美術作品など、彼を囲む周辺世界が作曲にインスピレーションを与えています。一見するとこれらの要素自体は互いに関連性を持っていませんが、本盤のアルバム・コンセプトの中では見事に溶け合っています。アルバム・ジャケットはエイナウディ直筆の描き下ろし作品。さまざまな記号やイラストが組み合わされ、見事な効果を生み出しています。
【ルドヴィコ・エイナウディの言葉】
「『エレメンツ』は心機一転、今までとは違った「意識の小径」を歩んでみたいという欲望から生まれた。そして、旧知の風景と未知の風景の境界すれすれに、今まで自分が探し求めていた新しいフロンティアを見つけたのだった。すなわち、神話の創造、元素周期表、ユークリッド幾何学、カンディンスキーの著作、音や色の実態、草地にそよぐ野草の茎、風景の形などである。何ヶ月ものあいだ、私はイメージや思考や感情が一緒くたに混ざった状態をさまよっていた。やがて、あたかもすべての要素(エレメンツ)がひとつの同じ世界に属しているかのように、次第に手をとりあってひとつの舞曲に結実し、その中に自分自身が属していることを発見したのだった。
それが『エレメンツ』の意味である。音楽と呼ばないなら、思考の地図と呼ぶべきかもしれない。明確に見える時もあれば、重なり合って見える時もある。現在進行形の意識の流れを示す場所、線、形、断片の地図だ。」
本作ではフランチェスコ・アルクリ、マルコ・デチーモ、マウロ・デュランテ、アルベルト・ファブリス、フェデレコ・メコッツィ、レディ・ハーサら、再結集した「ルドヴィコ・バンド」のメンバーが演奏を担当しているほか、アムステルダム・シンフォニエッタ弦楽アンサンブル、べルリン出身のロバート・リポック(エレクトロ・ミュージック)、ローマのパルコ・デッラ・ムジカ・コンテンポラリー・アンサンブル打楽器メンバーらが演奏に参加。さらに人気ヴァイオリニストのダニエル・ホープが、アルバム冒頭を飾る「ペトリコール」で演奏を披露しています。(ユニバーサルIMS)
【収録情報】
1. Petricor
2. Night
3. Drop
4. Four Dimensions
5. Elements
6. Whirling Winds
7. Twice
8. ABC
9. Numbers
10. Mountain
11. Logos
12. Song For Gavin
Disc1
1 : Petricor
2 : Night
3 : Drop
4 : Four Dimensions
5 : Elements
6 : Whirling Winds
7 : Twice
8 : ABC
9 : Numbers
10 : Mountain
11 : Logos
12 : Song for Gavin
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