浅田美代子は、樹木希林さんの人生の、一番弟子だった。
ーー林真理子
「美代ちゃんが私の人生の語り部になってね」
いつものように、二人でご飯を食べながら会話をしている最中に、希林さんが突然そう言った。
そこにどんな意図があるのかわからずに、驚き、困惑した。
「なに言ってるのよ。それに、希林さんの周りにはもっとふさわしい人がいっぱいいるでしょう? 私なんか、言葉もそんなに知らないし」
「いいんだよ。あなたが私のことをいちばん知っているんだから。気持ちがあれば伝わるんだよ」
(本文より)
姉であり、母であり、親友だった樹木希林さん。ずっと「ひとりじめ」にしてきた希林さんとの思い出と、青春の日々を綴ったエッセイ。
〈目次〉
となりの美代ちゃん、希林さんに出会う
かけがえのない女友だち
夜遊びと人間関係
老いに抗わない女であるために
結婚のこと
ロックな男とフォークな男
久世光彦さんとの決別と再会
少年のような西城秀樹さんのこと
冬は河豚、初夏はさくらんぼ
希林さんと裕也さんーー不可解な熟年夫婦
身勝手な愛
私の中の悪女
忘れられないプレゼント
役の人生を積むこと
いくつもの恋をしてきた
離婚のこと
明石家さんまさんとのご縁
父親を許せなかった
人生最愛のパートナー・4匹の犬たちのこと
“おひとりさま”の明るくて新しい生き方
母を見送って
自分の命も、ものの命も使い切る
永遠の住処をともに探して
希林さんの終活
希林さんとのお別れ
縁は運であり運命だから
あとがき
レビュー(15件)
浅田さんと樹木希林さんとのやりとりに樹木さんの人間味溢れる気遣いが感じられました。浅田さんの媚びない生き方がさまざまな縁を繋いでいるように思いました。生き方を考える本です。
内容は面白かったですが 文字が小さくて 苦労しました
とっても読みやすい本で、おすすめの一冊となりました。
まだまだエピソードを教えて下さい。
希林さんと美代子さんの間柄が良く表現されていて読み始めから最後まで楽しくほのぼのと拝読させて頂きました。希林さんの突き詰めた思考の末の生き様が美代子さんとの日常から読み取れる内容で素晴らしかったです。
樹木希林さんが 大好きで その流れで購入しました。 でも 本を読み 浅田美代子さんの印象が ガラッと変わり ファンになった一冊にもなりました。