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エマニュエル・トッド、ジャック・アタリ、マルクス・ガブリエル、マハティール・モハマド、ユヴァル・ハラリ……。世界の知性21人は混迷を深める世界と人類の明日をどう見るのか。民主主義のあり方も、米中の覇権競争の行方も、グローバリズムの帰趨も、いずれも答えは一つではない。そして、一つではないからこそ、耳を傾ける価値があるのだ。 第1部 「予言者」であることは難しいーーエマニュエル・トッド 第2部 それでも欧州に期待する 第3部 「アラブの冬」と「帝国」の再興 第4部 世界の軸はアジアに 第5部 コロナ以後
レビュー(18件)
素晴らしい本
素晴らしい本。鶴原氏は読者に世界情勢を広く分かりやすく伝えようとする一流の矜持と気概がある。自分は門外漢なので長すぎる記事にはついて行けず飽きるので、必要な論旨をこれぐらいコンパクトにまとめている方が理解の助けになり秀逸。難しい事を難しく書くのは当たり前で容易だが、逆に難しい事を分かり易く簡単に書くのは段違いの才能や理解力が要る。取材記事とは言え世界情勢に対し鮮烈に造詣が深くないとこれほどコンパクトにまとめられない。もっと深く追究したければ各々で専門書を渉猟すれば良い。註釈も記事の内容の理解や面白味を深めるのに効いている。次刊も期待大。
待望の書
大手新聞で鶴原氏がインタビューする著名な活動家の記事は毎回切り抜き、子供とともに学んできました。今必要な情報、世間が欲している視点論点を鋭く切り取り、発信してくださる鶴原さん。毎回感銘を受ける記事は必ず鶴原さんの編集によるものでしたので、この一冊は待望のタイムリー、迷わず買いました。 いったい何カ国語を操って、このように世界の方々と語り合い、その真意を漏らさず首尾よくまとめておられるのか、語るー記述する、その卓越性にいつも感じ入っています。トッドさんの世界観が特に好きです。大事に拝読し、知見を深めていきたいと思います。
いいね
今年のマイベストテンに入る本。分厚いし、内容も重厚。古いインタビューもあるけど、参考になる。何度も読み返したい。